シックデイってなに?糖尿病の人がほかの病気にかかると・・・
04/12
糖尿病を治療中の患者が発熱、下痢、嘔吐をきたしたり
食事ができなくなるなどの体調不良の状態をシックデイと
いいます。
誰もが日常的にかかりやすい病気(風邪や下痢など)でも
血糖コントロールが乱れやすく悪化させてしまうことも・・・
シックデイで乱れる血糖値
シックデイでは、なぜ血糖値が乱れるのでしょうか。
乱れるというのは高血糖状態になってしまうということです。
シックデイで高血糖になるのはなぜ?
●風邪などの病気にかかりシックデイになってしまうと
ストレスが加わります。このストレスが曲者なんです。
私達の体は病気になると、さまざまなホルモンが分泌され
血糖値が上がりやすくなるといわれています。
もともと血糖値が高くなっている糖尿病の患者はさらに
血糖値が上昇してしまうということですね。
●シックデイのストレスによって分泌されるホルモンは
インスリンの働きを悪くさせてしまいます。
インスリン抵抗性がさらに顕著になってしまうのです。
●発熱、下痢、嘔吐、発汗が続き脱水状態になると
血糖値が上がりやすくなり、高血糖になるとさらに
脱水症状に・・・悪循環だ!!!
シックデイを乗り切るルール
シックデイを上手く乗り切るためにはシックデイルールを
守る必要があります。
【シックデイルール(体調が悪い時の対応)】
①安静にすることは基本ですね。
②脱水症状を起こしやすくなるのでしっかりと
水分補給をする。1日に1リットル以上。
③食事はおかゆやうどんなどで摂るようにして
絶食は避ける。
④こまめに血糖値を測定する。
⑤食事が少ししか摂れなくても勝手にインスリン注射を
中止しない。
⑤主治医に連絡を取る。
ひろのシックデイ対策
”ひろ”は毎年のように風邪をひきます。発熱もします。
このときは、やっぱりインスリンの効きが悪くなりますね。
打っても打っても下がらない・・・そんな感じ。
1日のインスリン注射量の合計は通常の2倍近くになるんです。
シックデイ対応の決め手は・・・
こまめな血糖値測定、そしてこまめな対処!!
2~3時間に1回は測定します。
シックデイのときに血糖値をコントロールするには
自己血糖測定で病状を把握するしかありませんから。
気になる変化があるときは
「ただの風邪で恥ずかしい」なんて思わずに
主治医に連絡しましょうね。
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