カーボカウントのやり方⑥自分のインスリン効果値を見つける
01/24
「いただきま~す」
インスリンカーボ比は見つかったんですね?
これで食品に含まれる炭水化物の量に対応する
インスリン単位数がわかったのですから早速
食事にしましょう。
ちょっと待った!!
インスリンカーボ比って食べようとする食品に対応した
インスリン単位数だけなんですよね。
もし、食前の血糖値が200mg/dLだとしたら・・・。
食事に対応するインスリンだけでは食後の血糖値は
200mg/dLに戻るだけじゃありませんか。
100~130mg/dL位には下げたかったですよね。
食前の高血糖も下げたい・・・
測定した血糖値が高かったらどうしますか?
インスリン注射を打ちますね(補正インスリン)。
何単位の注射をすれば血糖値をどれだけ下げられるのか?
それを把握するのが『インスリン効果値』です。
『インスリン効果値』とは超速効型インスリン 1 単位で
低下する血糖値の事なんです。
たとえば、『インスリン効果値40』だとすれば
1 単位の超速効型インスリンの投与で約3~4時間後に
血糖値が40mg/dL低下するだろうとなります。
『インスリン効果値40』の人の血糖値が200mg/dL
だとすれば2単位のインスリンで120mg/dLに下がるはず。
ということは??
食前の血糖値が200mg/dLだったら・・・
食品に対応するインスリン単位数プラス2単位で
食後の血糖値は120mg/dLになるということですね。
インスリン効果値の見つけ方
①1500/1800ルール
1日に打つインスリンの総単位数を計算します。
たとえば・・・
朝食時:超速効型インスリン10単位
昼食時:超速効型インスリン12単位
夕食時:超速効型インスリン15単位
眠前:持効型インスリン10単位
合計で47単位になりますね。
1500または1800をこの47単位で割り算します。
理屈抜きで1500または1800を割って下さい。
1800は超速効型インスリンを使っている人。
1500は速効型インスリンを使っている人。
ここでは超速効型インスリンで計算しましょう。
1800÷47単位≒38.29
インスリン1単位で約38mg/dLの血糖値を
下げることが出来ます。
でも、インスリンカーボ比の450/500ルールも同じですが
この方法は暫定的な目安にしかすぎません。
②地道に検証を繰り返す
1500/1800ルールで計算されたインスリン単位数から
スタートして血糖測定の結果からインスリン単位数を増減する。
↓↓
目標の血糖値になるまで繰り返し検証することで
自分のインスリン効果値を見つける!!
やっぱりこれが一番ですね。
ところで、大切な数値がまだ決まってなかったんです。
それは・・・
>>>カーボカウントのやり方⑦目標血糖値の設定
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