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嘘でしょ
糖尿病治療の目的は合併症を併発させないこと。
『血糖コントロールが良ければ合併症の発症率は低くなる。』
誰もが当然のことと考えているはずですよね。

ところが、
『HbA1cが低くても合併症の発症率は低くならない』
そんなひっくり返るような調査結果が発表されていました。

えっ!血糖コントロールの意味ないじゃん・・・。

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衝撃のUKPDS調査って?

UKPDS調査
糖尿病の治療について多くの患者を対象に国内外でさまざまな臨床研究が
実施されています。

UKPDSとは2型糖尿病患者5,000人以上を食事・運動療法だけの患者群と
薬物療法群に分けて10年にわたって追跡し血糖コントロールと合併症の発症の
関係を調査したものです。

その結果、HbA1cは食事・運動療法だけの患者群は約8%、薬物療法群は約7%。
当然HbA1c7%の薬物療法群の方が合併症の発症は低いはず・・・

ところが、心筋梗塞などの生命にかかわる大きな血管での合併症発症率に
大きな差は認められないどころか、逆に脳卒中の発症率は高かったのです。

そんなバカな!

だって日本糖尿病学会だってHbA1c7%未満で合併症が予防できるって
言ってるじゃないですか。

実はUKPDSには、更なる追跡調査があったのです。

合併症の発症率が逆転

合併症の発症率
UKPDS調査終了後、食事・運動療法だけの患者群と薬物療法群という
治療法の区別をやめ、可能な限りの治療をすることで両群にHbA1cの差は
ほとんどなくなりました。

そして10年後に以前のUKPDS調査参加者を追跡調査すると・・・
HbA1cの差がなくなっているのに合併症の発症に明らかな差が生じて
いたのです。

かつての薬物療法群は食事・運動療法群にくらべて細小血管障害(網膜症,腎不全)
だけでなく心筋梗塞や脳卒中の発症率も逆転して低くなっていたのです。

UKPDSから推測できること

UKPDSから推測
最初の10年間に血糖コントロールが良かった人は、その後の10年、20年と
合併症の発症率が低くなるということ。

レガシー効果ってやつです。
つまり,発症初期の10年を厳格に血糖コントロールしさえすれば,10年以降に
多少血糖コントロールが甘くなっても,効果は持続するということなのです。

糖尿病の治療は生涯続きます。早期発見、早期治療って本当に重要なんです。

【A1Cマスターひろ】は・・・

A1Cマスターひろ

今、血糖コントロールが良くても糖尿発症初期から10年間で血糖値が
高い状況にあれば合併症の発症率は高くなってしまうことをUKPDSは
示唆しているのです。

「血糖値が高めです。」と指摘されたあなた・・・
早い治療は将来を大きく変えるはずです。自覚症状がないからと
放って置くことだけはやめてくださいね。

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