血糖値コントロールにおけるインスリンポンプの活躍場面
08/19
2012年4月の診療報酬改定で点数が引き上げられたため
インスリンポンプを導入する病院が増えたようです。
患者にとって選択の幅が広がるのは良いことですね。
インスリンポンプって何?
インスリンポンプとは、インスリンの入った容器、モーター、インスリンを通すチューブ、
注入速度をコントロールするコンピューターチップから構成される医療器具です。
チューブの先端には針がついていて大抵は腹部に針を刺し、本体を腰や腹部の周辺、
あるいはポケットにいれて使用します。
針からはプログラムにしたがって、インスリンの注入が24時間おこなわれるため、昼夜問わず
持続的な 血糖値のコントロールを行うことができるため、インスリンによる低血糖などの副作用を
予防することができます。
注射忘れや、わずらわしい自己注射から解放されるなど、患者にとって大きなメリットとなります。
インスリンポンプの使用
ご存知のように糖尿病はすぐに死に至るような病ではありませんが
放置すれば、糖尿病性網膜症や免疫力の低下などの怖い合併症を引き起こす
という意味では重篤な病には違いありません。
治療の基本としてまずは、食事療法と運動療法ですが、程度や症状にあわせて
薬物療法として経口薬やインスリンの自己注射を行う必要性があります。
薬物療法を実施する際には低血糖などのリスクを踏まえた投与量、投与間隔の
コントロールがとっても重要になってきます。
そのため近年では、インスリンによる血糖コントロールが難しい患者や
自己注射が困難な小児患者にはインスリンポンプが使用されることがあります。
米国では1型糖尿病患者でインスリンポンプを使う患者が30%以上も
いますが、日本での割合はまだまだ低いのが現状です。
医療コストという壁がありインスリンポンプを扱っていない病院が多かったのですが
2012年に診療報酬が改訂されたことで広がってほしいものです・・・。
【A1Cマスターひろ】は・・・
使っていません。
主治医が積極的でないということもありますが・・・
インスリンポンプ自体の機能もどんどん進化していますので
今後、使うこともあるかもしれません。
でも、医療費が増額になるのは困りますが・・・
【ひろ】は一日中5分ごとに血糖を測定してくれるという
持続グルコースモニタ(CGM)の方が興味あるのだが・・・
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