毎日の血糖値測定から簡単にHbA1cを計算する方法
01/06
血糖値を良好にコントロールできているのかを知るためには
自己血糖測定とHbA1cの数値で確認をします。
でも、今現在の血糖値が次回の診察時のHbA1cにどうつながるかは
よくわかりませんよね。
血糖値はリアルに見えても、HbA1cはリアルに見えないのです。
最近はHbA1cを手軽に測定しようという動きもあるようですが・・・
HbA1cの数値管理は合併症を防止する上でも重要な指標です。
糖尿病学会の示す目標値では合併症を予防するにはHbA1c7%未満を
設定しています。
血糖値とHbA1cは関連するはず・・・
医師からは「HbA1c7%未満を目指しましょう」なんて言われませんか?
これでは1ヶ月や2ヶ月に1回の診察時に検査結果が出るHbA1cを
日々、コントロールするための具体的な行動につながりませんよね。
もう少し具体的に「食前の血糖値をこれくらいに・・・」
「食後2時間の血糖値をこれくらいに・・・」
この程度の指示はあるかも知れませんが・・・
毎日、血糖値を測定しているとこうした指示より高い時もあるし
低い時もあるのがあたりまえ・・・
それが日々重なっていくと次回のHbA1cが気になってしまうのです。
毎日あの”指パッチン”で測定した血糖値というデータから
HbA1cが推定できないものかと思いませんか?
関連性はあるはずですから・・・
やっぱり、頑張ったなら結果を早く知りたいですものね。
血糖値からHbA1cを知る公式があった
日々の血糖値とHbA1cの数値には関連性があるのは誰にでも
簡単に理解できます。
ということは、血糖値からHbA1cを推定できないのか???
さすがアメリカですね。米国糖尿病協会からこんな計算式が
報告されていました。
発想は【A1Cマスターひろ】とは逆でHbA1cから過去の平均血糖値を推測
しようというものです。逆算すれば良いだけですから・・・
推定HbA1c=(平均血糖値+46.7)÷28.7
もし、この計算式の精度が高ければ、毎日測定する血糖値の平均を
計算することで1ヶ月や2ヶ月後の診察日を待たなくてもHbA1cの
値が推測できる・・・それならば、
日々、チェックし具体的な行動に移せるようになる気がしませんか?
HbA1cを実際に計算してみると
【A1Cマスターひろ】は1日に6回以上は血糖値を測定します。
1ヶ月に約200回
1年間に約2,400回
そこで、2013年のデータを使って検証してみました。
かなり近似値になっていますね。
全体的に推定HbA1cが実際のHbA1cより低めになっているようです。
この理由を推測してみると、
①血糖値測定器の問題
【A1Cマスターひろ】は複数の測定器をもっているのですが
機種によって結果が違ってきます。
②低血糖時の測定結果が平均血糖値を低めにしている。
こんなところでしょうかね・・・。
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