肥満による糖尿病を防ぐ物質を東京大学が発見~アディポロン
11/11
またまた、新しい発見が英科学誌ネイチャーに発表されましたね。
東京大学の先生たちの研究で肥満でも寿命が伸ばせる物質が
マウスでの実験で確認されたというのです。
その名は『アディポロン』
この『アディポロン』は5年以内の臨床実験も計画されているそうです。
肥満はナゼいけないのか?
肥満の人や2型糖尿病の患者は脂肪細胞から放出される善玉ホルモンが
減少していることは知られていました。
善玉ホルモンの『アディポネクチン』は血糖値を下げたり、動脈硬化を
抑えたりする作用がある、とっても大切な善玉ホルモンなのです。
この善玉ホルモンが減ってしまうのですから肥満が良いわけありませんよね。
そこで着目されたのが、『アディポネクチン』の作用を強くすることで
メタボや2型糖尿病を治療しようということなのです。
東大の研究グループはこの『アディポネクチン』を活性化する
『アディポロン』を発見したというのです。
『アディポロン』の効果とは
2型糖尿病のマウスによる実験では『アディポロン』を飲んだマウスは
血糖の低下や脂肪の燃焼などが運動をした時と同じような結果になることが
確認できました。
さらに、2型糖尿病のマウスに高脂肪食を与え続けると7割のマウスが死亡。
しかし、同時に『アディポロン』を経口させたマウスの死亡率は3割。
生存率は大きくアップしました。
東大研究グループによると『アディポロン』は2型糖尿病の治療だけでなく
心筋梗塞、脳梗塞、がん、アルツハイマーなどにも効果が期待できるとのこと。
なんだか、画期的な研究になりそうですね。
【A1Cマスターひろ】は・・・
残念ながら、1型糖尿病の【A1Cマスターひろ】には直接関係ないかな。
善玉ホルモンでインスリン感受性がアップしてもインスリン自体が
分泌されていませんから・・・
「心筋梗塞、脳梗塞、がん、アルツハイマーなどにも効果が期待」
というのはステキですね。
しかも、5年以内の治験を計画ってスゴイ!!!
『アディポロン』を飲んでいれば『運動をした時と同じような結果』
ということは運動をしなくても良いということか???
運動が続けられない【A1Cマスターひろ】のような人間には
朗報ですね。
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